CMSを検討されている企業にとって、CMSの適正予算はいくらなのか?その積算方法はどのようにだされるのか?
導入時にもっとも気になるところでしょう。
1ページあたり1万円が相場とか、セミナーで公言されるプロデューサーもいますが、サイト規模が小さければ単価は高くなるでしょうし、
求めている機能・利用するソフトウエアによっても大きく変わるかと思います。
CMSはブログライクなものからエンタープライズ用途が備わっているものまであり、
軽トラと大型トレーラーを比較するようなもので同じ土俵に載せられない点はぜひともご理解いただきたいところです。
弊社では基本的にデザインを行いません(除くAJax等技術的難易度の高いもの)ので、 CMSの構築費の構成について書いてみたいと思います。
弊社の構築費用は、以下のように構成されます。
- データ定義
- コンテンツテンプレート
- エレメントテンプレート 自動生成
- マスターテンプレート
- 概要設計
までが開発費用です。
これ以外に、インストール費用、インストラクション費用、ソフトウエア保守費用、必要に応じて運用サポート費用が発生します。
まず開発費用の中身について説明します。
データ定義はデータの入力方法とXMLへ保存する形式を指定する作業です。
お客さまの作業の手順をヒアリングして、もっとも生産性のあがる入力画面を用意します。
バラされたテキスト間の関係やその利用形態に合わせて構成を決めていきます。個別ページのデザインがフィックスしてない段階で作業をしたり、
変更されることもあります。データ定義が完了すると、 XMLの形式に変更がなければ、
デザインに先行してデータの投入しても無駄な作業は発生しません。この点はXML型の強みのひとつと言えます。データ定義の仕方次第で、
生産性に大きな違いが出るので、スキルの差がもっとも端的に出るところのひとつともいえましょう。
次に、コンテンツテンプレートですが、 データ定義で指定された形式に従って入力されたデータを詳細ページ等に表示するためのテンプレートです。 CSSなど定義されたデザインも反映させます。
エレメントテンプレートは、ヘッダ、フッタ、パンくず、サイトマップ、メニューなど、 データの変更や追加削除に応じて内容が変わるものです。
自動生成は、トップページやカテゴリトップのインデックス作成など自動的に更新される部分、 商品管理システムの連動など他システムの連動などの開発です。
マスターテンプレートは、マスターテンプレート、エレメントテンプレート、自動生成コンテンツを利用して、 ページ全体の配置を行うテンプレートです。一般的にはトップページにもっとも多くの構成要素が入りますので、 トップページのデザイン要素配置と捉えていただいても良いかもしれません。 こちらもいろいろなバリエーションに対応できるよう作れるか腕の見せ所です。
各テンプレートは携帯用など端末によってコンテンツ要素が異なる場合には、複数のテンプレートが必要な場合もあります。
データ定義については、1ソースマルチユースの原則に則る前提の構築であれば、共通化が出来ますし、共通化すべきと考えます。
これら個々の作業全体を取りまとめるのが、概要設計となります。
続いて、その他の作業費です。
インストール費用はサーバにCMSやOSなどをインストールする作業です。環境によって作業量は大きく変わります。
インストラクション費用は、CMSの使い方をユーザーに説明する費用です。通常は1日から2日程度で行われます。
ソフトウエア保守費用は、CMSのコア部分と開発したテンプレート等に分かれ、年間契約でバグ等の修正等を行います。
運用サポート費用は、CMSを利用したサイト運用で問題が生じた時のサポート業務になります。




